返済のために働くようになったらほんとに辛いので借金には要注意だ

和歌山県在住 M.Iさん(47歳)
若い人たちに私が伝えられることなんてあんまりないですけれども、若い人たちのために「こういうことだけはするな」というのを反面教師で教えることはできるかなと思っています。なんせ私の人生は本当に辛いことの連続でしたからね。

何が辛かったかというと金銭的な辛さです。私が招いたことなので、私が悪いのですが若いころにはお金がいくらあっても足りませんでした。飲み代に食事代、そして遊興費がすごくかかったのです。家賃の高い家に住んで、自動車に乗って遊んでいました。

だから働いているだけではお金が足りず、借金を繰り返しました。当時の借金は今みんなが使えるような、銀行カードローンのようなものではありません。銀行カードローンならすごく優しいし、後ろ盾もしっかりしていますが、当時は違いました。

それこそ怪しいところからも借りたりしないといけないくらいだったのです。利息も今よりもかなり高かったので返済には苦労をしました。結果的に私はそれをすべて返済するのに20年はかかりました。ほんとに苦労をしました。

その20年間というのは働いて借金を返すための時間でした。借金を返すためだけに生活をし借金を返すためだけに働いていました。当然普通に働くだけではダメだったので、ダブルワークをしたり残業をたくさんやってお金を稼いでいたのです。

そしてできるだけ稼いだお金もほとんどが返済のために消えていったのです。今は枠も決まっているし銀行カードローンを使うのであれば、即日だけなどと決めておけば問題はないでしょう。そもそも私くらいになるまで、即日で貸してくれるところはないでしょうから。

だから私から言えるのは借金というのはやるならちゃんと計画的にやるべきだということです。若い人たちは自分に無限の可能性があると勘違いしてしまうところがありますが、お金を稼ぐ可能性というのは無限にはありません。

だからこそ借金をするのはすごく慎重にしてください。借金返済だけのために20年を無駄にしたおじさんからのお願いです。

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